《現地観光案内板》
下郷町観光案内マップ(142KB) |
100万年の歳月をかけた浸食と風化によって、大川(阿賀川)が削られて出来た、全長 200メートルにわたる景勝地。
国指定天然記念物。
護摩塔岩、象塔岩、尾形塔岩、九輪塔岩、櫓塔岩、屋形塔岩、獅子塔岩、鷹塔岩、鷲塔岩など、名が付けられた奇岩が連なり、吊橋をわたって、奇岩を巡ることが出来る。
秋の紅葉の頃は、すばらしいの一言に尽きる。
「へつり」 とは、会津の方言で 「川に沿った急斜面、険しい断崖、危険な崖」 のこと。
▲(下郷町弥五島下タ林)
・下郷町産業振興班(Tel. 0241-69-1144)
・見学時間 60分
若松から日光今市までの、旧会津西街道にある宿場町。
江戸時代の宿場の雰囲気をよく残していて、現在も生活している珍しい山間部の集落で、約40軒の藁葺き屋根の宿が並び、通りは砂利道で舗装されていない。
電柱もなく、昔懐かしい路傍を流れる用水路の水は、山の湧き水が引かれ、今でも澄んでいて冷たい。
昭和56(1981)年4月18日、国の重要伝統的建造物群保存地区 (宿場町) に選定。
平成8(1996)年、環境庁が日本の音風景100選に「大内宿の自然用水」として選定。
藩主の参勤交代の際に、氷玉峠を越えて昼食をとった集落でもある。
豊臣秀吉、イザベラ・バードも、この道を使った。
[補足]
下野街道(しもつけかいどう)は、五街道(越後街道、下野街道、白河街道、二本松街道、米沢街道)の1つで、南山通り、今市側からは会津西街道と呼ばれる。
若松と日光今市を、約 32里(132km)で結ぶ重要な道で、江戸との最短ルート。
▲(下郷町大内屋敷 〔HP〕)
・下郷町企画観光課(Tel. 0241-69-1144)
・下郷町観光案内所(Tel. 0241-68-2920)
・見学時間 60分 + 飲食時間
≪町並み展示館≫
大内宿の中央にある復元された茅葺き屋根の本陣跡。
藩主が、かごのまま出入りできる玄関や、休憩したり寝室に利用された上段の間などが復元されてある。
当時の風習を伝える写真や生活用具も、約1,300点ほど展示されている。
▲(Tel. 0241-68-2657)
・休館 1月1日〜6日
・見学時間 20分
塔のへつり入口を過ぎた会津西街道沿いにあり、下郷町の物産を中心に販売している良心的な物産館。
手打ちソバなどの食事もできる。
▲(下郷町大字弥五島字道上3177 Tel. 0241-67-4433)
・8時30分〜18時(12月〜3月は、〜17時)
標高800m以下にもかかわらず、高山植物の群落ができている珍しい場所。
積み重なっている角柱状の岩石の隙間から、真夏でも10℃の冷風が吹き出しているためと考えられているが、はっきりした理由は解明されていない。
風穴内には、夏でも氷ができる場所がある。
オオタカネバラ、ベニバナイチヤクソウ、ヤナギランなど貴重な植物が見られる。
見どころ時期は、4月から8月まで。
昭和39(1964)年、国指定天然記念物に指定
▲(下郷町湯野上〜弥五島)
広い敷地に、テニス、バーベキュー、ゴーカートなど、それなりのレジャー施設も揃っている。
しかし、何といっても紅鱒の釣り堀である。
釣った魚は、焼いてくれる(有料)。
入園は、無料。
▲養鱒公園憩いの広場(下郷町落合字左走1808-1 Tel. 0241-67-2202 〔HP〕)
浮島が所々にあり、神秘的な雰囲気が漂う沼。
具体的な流出水口は無く、地下水や漂流水が入り、再度、地下水に戻っていると推定され、水明の畔”と称されている。
観音山のふもとにあり、四季折々に自然の美しさを楽しめる。
周りは森林公園になっていて遊歩道も整備されており、紅葉の時期には混雑する。
沼のほとりに、嶽観音堂がある。
参拝する人が、手を洗って身を清める (御手洗) ことから、のみたらせの畔沼”、みたらせ沼”とも呼ばれている。
▲(下郷町南倉沢観音沼)
・管理事務所(Tel. 0241-67-3674、0241-67-2202)
・下郷町役場企画観光課(Tel. 0241-69-1144)
江戸に向かう街道のひとつである松川街道の途中にあり、落差50メートルの見事な滝で、展望台も設置された。
昔から白馬の尾のような美しい姿から「馬尾の滝」と呼ばれていた。
日光大地震で遮断された南山通りの迂回路として開削された元禄8(1659)年に時同じゅうして滝が2段に分かれた。
参勤交代で新道を通った藩主/正容公が 「一日中、見ていても飽きぬ美しさ」 と讃えたことから 「日暮の滝」 と名付けられた。
道沿いからは見えないが、その下に15メートルほどの滝がある。
観音沼から大峠への山道を、車で10分ほど入ったところ。
混雑する行楽シーズンは、一般車両の乗り入れ禁止。
▲(下郷町大字野際新田/大字音金)
樹齢950年と伝えられるケヤキの巨木。
昔の下野街道の中山峠を下り、あと1里ほどで大内宿に着く手前の集落にある。
天喜3(1055)年、八幡太郎義家が奥州豪族/安部貞任を討伐の際、助けてもらったお礼に植えたという。
平成22(2010)年、県の天然記念物に指定。
「中山の欅 (八幡欅)」
▲(下郷町中山字中平18)
≪下郷町の「下野街道」関連については、こちら。≫
標高600〜700mの台地に広がる50ヘクタールのそば畑。
栽培に適した土壌のため、日本有数の良質のそばが収穫されることでも有名。
見ごろは8月下旬から9月上旬で、一面に白いじゅうたんを敷きつめたように咲き誇るそばの花は見事。
日本一ともいわれ、撮影スポットとして賑わう。
この時期には、そばフラワーフェスティバルが開催される。
湯野上温泉から車で約20分ほどだが、途中は細い道のため、路肩などに注意。
▲(下郷町大字落合)
大きさが50センチ位で、重さが120キロの丸い石。
大竹玄蕃という怪力のきこりが、この石を川原で見つけ、お手玉のようにして持って来たと伝えられている。
“へいほう”とは、会津の方言で、お手玉のこと。
殿様から戒名も授かっている。
▲(下郷町豊成楢原 国道121号の道路沿い)
大内宿を通り過ぎたところにある臨時無料駐車場の道路向かいから、霊山/小野岳の伏流水が湧き出ている。
古来より、様々な病に効くと伝えられる。
高倉宮以仁王を追っていた櫻木姫は病に伏してしまうが、全快を願って喉を潤したところ、一時的にではあれ回復したと伝わる。 飲み干した紅梅御前は、たちまち長旅の疲労が回復し、京の都の名水より美味しいと評したと伝わる。
▲(下郷町大字大内字薬水地内)
高倉山 (1307.5m) から湧き出る水。
中山峠近くの旧/下野街道沿いにある。
水量は多く、軟水で口当たりも まろやか、美味しい。
小椋家は、江戸中期から昭和初期まで木地職を営む。
主屋と土蔵は、国選定登録有形文化財。
木造2階建、鉄板葺、建築面積212平方メートル。
明治32(1899)年頃の建築で、地元の大工/渡部宇吉とされる。
▲(下郷町大字戸赤字竹ノ子下852)
平成21(2009)年、悲願の道路開通に伴い開設。
国道289号「甲子道路」のほぼ中間地点にある。
▲(下郷町大字南倉沢字木賊844-1882
Tel. 0241-67-3802)
・店舗/売店 8時〜18時 (12〜3月は、〜17時まで)
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