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巡 礼、札 所 巡 り、願 掛 け

 会津は、日本五大仏都の一つ (奈良市、京都市、鎌倉市、平泉町) に数えられる。
 奥州平泉よりも古く、6世紀に梁の高僧/青巌により仏教が伝来する。
 7世紀に青巌の高孫弟/恵隆によりの金堂仏が花開く (後に高寺と呼ばれる)。
 平安時代には、東北の仏教文化の中心地であった。
 仏都として栄えた会津の各地には、数多くの霊場があり、信仰されている。

 本格的な仏都として組織的に形作られたのは、徳一大師を源流とする。
 都の官僚的な仏教に反対し、磐梯山の麓に慧日寺を開創した。
 最盛期の慧日寺は、寺領18万石、子院3百、寺僧3千8百を数え、僧兵6千人を擁していた。
 伊達政宗公が会津攻めの際、すべてを焼き払ったため、現存するものはほとんどない。
 慧日寺以外にも、徳一大師の遺構が会津の各地に点在している。

 武家社会である鎌倉時代に、黄金期を迎える。
 南北朝時代は、数多くの仏師が会津に住みつく。
 数々の戦役、特に戊辰の役では、が攻撃に邪魔だとの屁理屈で大半の寺院を破壊・焼き払った。 なぜか全ての寺院から寺宝・什宝を略奪した後だったので、犯罪行為の痕跡を消すためだとの非難は後々まで消えなかった。

 太平洋戦争で米国が空爆を避けた三仏都の一つ (京都、奈良) でもあるのに、である。

 平成28(2016)年度の日本遺産に認定された (4月25日)。
  「会津の三十三観音めぐり〜巡礼を通して観た往時の会津の文化〜
  ◇ 会津三十三観音、町廻り三十三観音、猪苗代三十三観音、御蔵入三十三観音
    久保田三十三観音、永田三十三観音、乙女三十三観音
  ◇ 慧日寺薬師、慧日寺薬師、上宇内薬師、北山薬師、野寺薬師 (会津五薬師)
  ◇ 旧正宗寺/三匝堂(さざえ堂)八葉寺/阿弥陀堂、延命寺/地蔵堂 (会津若松市)
  ◇ 宮崎大悲堂/聖観音 (金山町)
  ◇ 中善寺/薬師如来、願成寺/阿弥陀如来、熊野神社/文珠菩薩 (喜多方市)
  ◇ 下野街道大内宿 (下郷町)
  ◇ 円満寺/出ヶ原観音堂 (西会津町)
  ◇ 慧日寺跡・絹本著色絵図、不動堂、磐梯神社、厩嶽山馬頭観音など (磐梯町)
  ◇ 六地蔵などの石碑・石仏群 (檜枝岐村)
  ◇ 松音寺/薬師如来 (三島町)
                 など。

 
  ◇ 会津六詣出  
 
  ◇ ころり三観音  
 
  ◇ 会津十二支守り本尊 千手観音  虚空蔵菩薩  文殊菩薩  普賢菩薩  勢至菩薩  大日如来  不動明王  阿弥陀如来
  ◇ 会津三十三観音 観音菩薩
  ◇ 会津七福神 七福神
  福禄寿  恵比寿  大黒天  毘沙門天
  弁財天  寿老人  布袋尊
  ◇ 会津十二薬師 薬師如来
  ◇ 会津五薬師  
 
  ◇ 徳一大師五大寺  
 
  ◇ 会津五色不動尊  
 
  ◇ 会津二十一地蔵尊地蔵尊
  ◇ 町廻り三十三観音  
 
  ◇ 猪苗代三十三観音  
 
  ◇ 御蔵入三十三観音  
 
  ◇ 奉供養三十三観音 (調査中)
 
  ◇ 1寺内の霊場巡り 庭廻り三十三観音
泰雲寺の三十三観音
久保田三十三観音 (石像)
永田三十三観音 (永田/西国三十三番霊石佛群)
乙女三十三観音
  ◇ 各市町村内 山都六観音(上郷・下郷)
奥川七観音
新郷六観音
     羅漢
     おんば様
     [仏像について]

 幼いころに、信心深い叔母から教えられた言葉を思い出す。
 「夕方5時以降は神様が寝ておられるから、お参りをしてはいけない」 と。

毎    月    の    縁    日

 縁日とは、定められた神仏が、人々と縁を結ぶ日のこと。
 神仏「誓願の日、示現の日、降誕の日」などの特定の日。
 お参りして、いつも以上に、御利益をいただく日でもある。

1日    妙見菩薩
5日    弥勒菩薩、水天宮
7日    (閻魔大王)
8日    大日如来、薬師如来、鬼子母神
10日    金毘羅
12日    薬師如来
13日    虚空蔵菩薩、(閻魔大王)
  第2土曜日    お寺の日
14日    (普賢菩薩)
15日    阿弥陀如来、水天宮、妙見菩薩
16日    閻魔大王、陀羅尼菩薩、歓喜天(聖天)
17日    龍樹菩薩
18日    観世音菩薩、鬼子母神
19日    日光菩薩
20日    月光菩薩
21日    弘法大師 (空海)
23日    勢至菩薩
24日    地蔵菩薩、普賢菩薩、愛宕権現
25日    文殊菩薩、天神
27日    盧遮那仏
28日    不動明王、鬼子母神、(大日如来)
30日    釈迦如来

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