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会 津 三 十 三 観 音



 日本統一された江戸初期、会津領内でも伊勢参りや西国三十三札所巡りが流行っていた。
 会津の領主となった保科正之公が、遠路を行けない人のために、寛永年間(1643〜頃)に勧請したと伝えられている。
 古来より会津は仏都として栄えており、特定の寺院の力を削ぐ目的もあったようである。
 女性たちが楽しみにしていて、信仰とともに農閑期の娯楽でもあった。

 ほとんどの観音堂は、村々の中に、ひっそりと佇んでいる。
 建物の多くは素朴すぎるほど小さいが、いにしえに思い巡らせる場所でもある。
 車なら、2泊3日の巡礼コース。

観音菩薩とは



第一番 大木観音  第一番 大木観音

   ・十一面観音菩薩
   ・常安寺 (紅梅山、真言宗豊山派)
   ・祭礼 旧7月10日
   ▲(喜多方市塩川町常世字上村906
                Tel. 0241-27-2986)
<御詠歌> 万代(よろづよ)の (ねが)大木(おおき)観世音(かんぜおん)   あの()とともに (たす)(たま)えや



第二番 松野観音  第二番 松野観音

   ・千手観音菩薩
   ・良縁寺 (物宝山、曹洞宗)
   ・祭礼 9月17日
   ▲(喜多方市慶徳町松舞家字松野730
               Tel. 0241-22-6453)
<御詠歌> 朝日(あさひ)()す 夕日(ゆうひ)(かがや)大山寺(おおやまでら)   松野(まつの)(さと)に ()るる薄雲(うすぐも)



第三番 綾金観音  第三番 綾金観音

   ・十一面観音菩薩
   ・金泉寺 (長流山、曹洞宗)
   ・祭礼 3月10日
   ▲(喜多方市豊川町綾金155)
<御詠歌> (つゆ)()の (ゆめ)まぼろしの()(なか)に   ()綾金(あやがね)と いで(いの)るらん



第四番 高吉観音  第四番 高吉観音

   ・十一面観音菩薩
   ・徳勝寺 (吉例山、真言宗智山派)
   ・祭礼 8月19日
   ▲(喜多方市豊川町米室字高吉4415)
      御朱印は、風間哲郎宅(高吉4410)
<御詠歌> ()()けて (まい)りて(おが)高吉(たかよし)の   (ほとけ)(ひかり) (みち)(かがや)



第五番 熱塩観音  第五番 熱塩観音

   ・千手観音菩薩
   ・示現寺 (護法山、曹洞宗)
   ・祭礼 4月18日
   ▲(喜多方市熱塩加納町熱塩字熱塩甲795
                 Tel. 0241-36-2031)
<御詠歌>  (のち)()を (たす)(たま)えや観世音(かんぜおん)   慈悲(じひ)熱塩(あつしお)に (まい)()なれば



第六番 勝(すぐれ)の観音  第六番 (すぐれ) の観音

   ・十一面観音菩薩
   ・勝福寺 (松島山、真言宗豊山派)
   ・銅鐘は会津刀の名工である古川兼定の作
   ・祭礼 旧7月17日
   ▲(喜多方市関紫町三津井字堂ノ上630)
<御詠歌> ()()るとも (やま)(こおり)は よもとけじ   (さと)時雨(しぐれ)の あらんかぎりは



第七番 熊倉観音  第七番 熊倉観音

   ・千手観音菩薩
   ・光明寺 (紫雲山、浄土宗)
   ・祭礼 旧6月10日
   ▲(喜多方市熊倉町熊倉字837
          Tel. 0241-27-8651)
<御詠歌> 古里(ふるさと)を ()るばる()でて熊倉(くまぐら)の   (ほとけ)(まい)る ()こそ(やす)けれ



第八番 竹屋観音  第八番 竹屋観音

   ・如意輪観音菩薩
   ・観音寺 (大雲山、曹洞宗)
   ・祭礼 旧4月8日
   ▲(喜多方市塩川中屋沢台畑丙697
              Tel. 0241-27-2867)
<御詠歌> 今朝(けさ)()は (はる)竹屋(たけや)観世音(かんぜおん)   (いそ)(まい)りて (おが)旅人(たびびと)



第九番 遠田観音  第九番 遠田観音

   ・千手観音菩薩
   ・大光寺 (福聚山、曹洞宗)
   ・祭礼 旧7月9日
   ▲(喜多方市塩川町遠田字谷地中3227
               Tel. 0241-27-7445)
<御詠歌> (のち)()を (ねが)(こころ)()らすらん   遠田(とうた)(おき)に ()づる月影(つきかげ)



第十番 勝常観音  第十番 勝常観音

   ・十一面観音菩薩
   ・勝常寺 (瑠璃光山、真言宗豊山派)
   ・祭礼 旧7月17日
   ▲(湯川村大字勝常字代舞1764
           Tel. 0241-27-4566)
<御詠歌> (いく)たびも (あゆ)みを(はこ)勝常寺(しょうじょうじ)   うまれ会津(あいづ)の (なか)御佛(みほとけ)



第十一番 束原観音  第十一番 束原観音

   ・馬頭観音菩薩
   ・万蔵寺 (流古山、天台宗)
   ・祭礼 旧7月17〜18日
   ▲(会津坂下町束原字東1516)
<御詠歌> (むかし)より ()()てそめし ふるしきの   (ひさ)しかるべき (つか)(はら)かな



第十二番 田村山観音  第十二番 田村山観音

   ・聖観音菩薩
   ・養泉院 (福聚山、真言宗豊山派)
   ・祭礼 旧7月17日
景勝清水    ・鷹狩りの際に上杉景勝公が、美味と賞した「景勝清水」がある。

   ▲(会津若松市北会津町田村山道上)
<御詠歌> 千早振(ちはやぶ)る (かみ)ぞまことの住吉(すみよし)の   (かさ)ねがさねの (もり)注連(しめなわ)



第十三番 舘観音  第十三番 舘観音

   ・聖観音菩薩
   ・観音寺 (福聚山、真言宗智山派)
   ・祭礼 旧7月17日
   ▲(会津若松市北会津町舘)
<御詠歌> ()るばると (まい)りて(おが)む よしみ(でら)   (ほとけ)(ちか)い (あらた)なるらん



第十四番 下荒井観音  第十四番 下荒井観音

   ・聖観音菩薩
   ・蓮華寺 (松命山、真言宗)
   ・祭礼 1月17日、8月17日
   ▲(会津若松市昭和町1-10
        Tel. 0242-22-5540)
<御詠歌> (たか)(やま) よそに(あらし)下荒井(しもあらい)   三鈷(さんこ)(まつ)に (のり)朝風(あさかぜ)



第十五番 高瀬観音  第十五番 高瀬観音

   ・十一面観音菩薩
   ・福昌寺 (吉高山、曹洞宗)
   ・祭礼 旧7月9日
   ▲(会津若松市神指町大字高瀬字高瀬2684
                  Tel. 0242-24-7502)
<御詠歌> ()()ても (こころ)(ゆる)すな天小舟(あまおぶね)   高瀬(たかせ)(なみ)は (とき)(きら)わず



第十六番 平沢観音  第十六番 平沢観音

   ・聖観音菩薩
   ・国姓寺 (広沢山、曹洞宗)
   ・祭礼 旧3月17日
   ▲(会津若松市町北町中沢字平沢419)
<御詠歌> (まい)()て 浮世(うきよ)をここに(わす)()く   (こころ) (およ)ばぬ 平沢(ひらさわ)(つき)



 第十七番 中ノ明観音

   ・聖観音菩薩
   ・密厳院 (妙吉山、真言宗豊山派)
   ・祭礼 旧3月17日
   ▲(会津若松市町北町始字中明119-2)
<御詠歌> (まい)るより (たの)みをかけし観世音(かんぜおん)   沼木(ぬまぎ)(ぬま)に ()かぶ水鳥(みずとり)



第十八番 滝沢観音  第十八番 滝沢観音

   ・聖観音菩薩
   ・滝沢寺 (一箕山)
   ・祭礼 旧7月9日
   ▲(会津若松市一箕町滝沢道下)
<御詠歌> 滝沢(たき ざわ)の ()ちて(なが)るる(たき)(みず)   かかる末々(すえずえ) 弥勒(みろく)なるらん



第十九番 石塚観音  第十九番 石塚観音

   ・聖観音菩薩
   ・蓮台寺 (石塚山、真言宗)
   ・祭礼 旧7月16日
   ▲(会津若松市城西町
      Tel. 0242-26-6185)
<御詠歌> (のち)()を (ねが)(こころ)(かる)くとも   (ほとけ)(ちか)い (おも)石塚(いしずか)



第二十番 御山観音  第二十番 御山観音
御山観音の由来
   ・聖観音菩薩
   ・照谷寺 (神護山、天台宗)
   ・祭礼 旧3月15日
   ▲(会津若松市門田町大字御山字館山甲3080
      Tel. 0242-26-0149)
<御詠歌> ()るばると (のぼ)りて(おが)岩屋山(いわやさん)   いつも()えせぬ 松風(まつかぜ)(おと)



第二十一番 左下り観音  第二十一番 左下り観音

   ・聖観音菩薩
   ・観音寺 (左下山、臨済宗妙心寺派)
   ・別称、くびなし観音
   ・祭礼 旧6月17日
   ▲(会津美里町大石字左下り1173
     会津美里町商工観光係 Tel: 0242-56-4914)
<御詠歌> 左下(さくだ)りは (いわ)(そび)えて懸造(かけづく)り   いつも()えせぬ (みね)松風(まつかぜ)



第二十二番 相川観音  第二十二番 相川観音

   ・十一面観音菩薩
   ・自福寺 (空窪山、曹洞宗)
   ・「いぼ観音」と呼ばれ、願うと「いぼ」が取れる
   ・祭礼 旧3月17日
   ▲(会津美里町字相川 365
     会津美里町商工観光係 Tel: 0242-56-4914)
<御詠歌> 朝日(あさひ)()す 夕日(ゆうひ)(かがや)相川(あいかわ)の   (つき)(もろ)(とも)に ()いづる御手洗(みたらし)



第二十三番 高倉観音  第二十三番 高倉観音

   ・十一面観音菩薩
   ・観音堂 (高倉山、天台宗)
   ・祭礼 旧8月15日
   ▲(会津美里町字高倉691
     会津美里町商工観光係 Tel: 0242-56-4914)
<御詠歌> 高倉(たかくら)は (たから)()みし(やま)なれば   (ひと)(ねが)いも ()つる高倉(たかくら)



第二十四番 関山観音  第二十四番 関山観音

   ・十一面観音菩薩
   ・日輪寺 (日当山、真言宗豊山派)
   ・一生に一度だけ、願いをかなえてくれる
   ・祭礼 旧8月15日
   ▲(会津美里町字関山1032
     会津美里町商工観光係 Tel: 0242-56-4914)
<御詠歌> ()(はな)を ()むる氷玉(ひだま)(せき)(やま)   (くも)()(のぼ)る (みち)一筋(ひとすじ)



第二十五番 領家観音  第二十五番 領家観音

   ・十一面観音菩薩
   ・常楽寺 (延命山、曹洞宗)
   ・祭礼 旧8月17日
   ▲(会津美里町字領家甲70
     会津美里町商工観光係 Tel: 0242-56-4914)
<御詠歌> 朝日(あさひ)()す 夕日(ゆうひ)(かがや)領池(りょういけ)の   大悲(だいひ)(ひか)り 有明(ありあけ)(つき)



第二十六番 富岡観音  第二十六番 富岡観音

   ・十一面観音菩薩、運慶の作
   ・福生寺 (日用山、天台宗)
   ・祭礼 旧7月17日
   ▲(会津美里町字富岡27
     会津美里町商工観光係 Tel: 0242-56-4914)
<御詠歌> (あさ)ぼらけ (にぎ)わう(さと)()(けむり)   (まこと)(ひと)を ()むる富岡(とみおか)



第二十七番 大岩観音  第二十七番 大岩観音

   ・聖観音菩薩、徳一上人の作
   ・仁王寺 (臥竜山、天台宗)
   ・祭礼 旧3月17日、旧7月17日
   ▲(会津美里町吉田
       仁王寺 Tel. 0242-53-2207)
 国道401号から山の中を走り、突き当たった丁字路の所にある。
<御詠歌> 山深(やまふか)み (いけ)(なが)れの(おと)()えて   浮世(うきよ)(ゆめ)を (あら)松風(まつかぜ)



第二十八番 高田観音  第二十八番 高田観音

   ・十一面観音菩薩
   ・天王寺 (高田山、天台宗)
   ・祭礼 旧7月10日
   ▲(会津美里町字高田甲2968
          Tel. 0242-54-5054)
<御詠歌> (むかし)より ()つとも()らぬ天王寺(てんのうじ)   (おく)細道(ほそみち) (とどろ)きの(はし)



第二十九番 雀林観音  第二十九番 雀林観音

   ・十一面観音菩薩
   ・法用寺 (雷電山、天台宗)
   ・祭礼 4月17日
   ▲(会津美里町雀林3番山下3554
     会津美里町商工観光係 Tel: 0242-56-4914)
<御詠歌> (めぐ)()て 西(にし)(はる)かに(なが)むれば   雨露(あめつゆ)(しげ)き 古方(ふるかた)(ぬま)



第三十番 中田観音  第三十番 中田観音

   ・十一面観音菩薩
   ・弘安寺(普門山、曹洞宗)
   ・祭礼 8月9〜10日、11月1日〜11月10日
   ▲(会津美里町米田字堂ノ後甲147
             Tel. 0242-78-2131)
<御詠歌> (めぐ)()て 四方(よも)千里(ちさと)(なが)むれば   これぞ会津(あいづ)の 中田(なかだ)なるらん



第三十一番 立木観音  第三十一番 立木観音

   ・十一面千手観音菩薩
   ・恵隆寺 (金塔山、真言宗豊山派)
   ・祭礼 8月17〜18日
   ▲(会津坂下町大字塔寺字松原2944
              Tel. 0242-83-3171)
<御詠歌> ()るばると (まい)りて(おが)恵隆寺(えりゅうでら)   いつも()えせぬ 松風(まつかぜ)(おと)



第三十二番 青津観音  第三十二番 青津観音

   ・聖観音菩薩
   ・正徳寺 (浄土宗)
   ・祭礼 毎月17日
   ▲(会津坂下町大字青木字青木66
           Tel. 0242-82-3660 御朱印は浄泉寺)
   ・永禄11(1568)年、青木村に建立されたが、慶長16(1611)年の地震で青津に移された。

<御詠歌> (はる)(はな) (なつ)青木(あおき)(しげ)りつつ  (あき)紅葉(もみじ)に ()むる(つゆ)しも



第三十三番 御池観音  第三十三番 御池観音

   ・聖観音菩薩
   ・西光寺 (羽黒山、曹洞宗)
   ・祭礼 旧7月9日
   ▲(会津坂下町大字御池田字寺ノ前152
                Tel. 0242-82-2479)
<御詠歌> (まい)るより (めぐみ)(ふか)御池(おんいけ)の   (いけ)(みち)は (われ)()つらん



番外 浮身観音  番外 浮身観音

   ・聖観音菩薩
   ・龍興寺 (道樹山、天台宗)
   ・祭礼 旧9月16日
   ▲(会津美里町字龍興寺北甲2222-3
              Tel. 0242-54-2446)
<御詠歌> 浮身(うきみ)をば (たす)(たま)えや観世音(かんぜおん)   (みちび)(たま)え 弥陀(みだ)浄土(じょうど)



番外 柳津観音  番外 柳津観音

   ・福満虚空蔵菩薩など五体
   ・円蔵寺 (霊厳山、臨済宗妙心寺派)
   ・祭礼 1月1日、1月7日、4月13日、8月10日
  ▲(柳津町大字柳津字寺家町甲176
            Tel. 0241-42-2001)
<御詠歌> 柳津(やないづ)は (いわ)(そび)えて懸造(かけづく)り   (まえ)には只見(ただみ)の (ふね)()きはし



番外結願所 鳥追観音  番外結願所 鳥追観音

   ・如法寺 (金剛山、真言宗)
   ・隠れ三猿は、左甚五郎の作
   ▲(西会津町野沢字如法寺乙3533
              Tel. 0241-45-2061)
<御詠歌>  金剛(かねこわ)き (やま)(ごと)きの(のり)(てら)   まこと大悲(だいひ)の 浄土(じょうど)なるらん


<会津三十三観音御詠歌(歴史春秋社)など参考>



観音菩薩とは

 地蔵菩薩や虚空蔵菩薩などと同じ仏教の菩薩の位にある仏。
 一般的には観音様と呼ばれ、日本で最も信仰されている菩薩である。
 般若心経の冒頭に記載されている菩薩のため、智慧の象徴となっている。
 「観世音菩薩」「観自在菩薩」「救世菩薩」などとも呼ばれる。
 「慈母観音」と呼ぶことから女性と思われがちであるが、本来は男性である。
 現在では、性別はないとされている。

 観音菩薩は三十三の姿に変身して現れ、衆生を救うと説かれている。
 観音の普門示現(ふもんじげん)という。


三十三身の種類

仏身(ぶっしん) 辟支仏身(びゃくしぶつしん) 声聞身(しょうもんしん) 大梵王身(だいぼんおうしん) 帝釈身(たいしゃくしん) 自在天身(じざいてんしん)
大自在天身(だいじざいてんしん) 天大将軍身(てんだいしょうぐんしん) 毘沙門身(びしゃもんしん) 小王身(しょうおうしん) 長者身(ちょうじゃしん) 居士身(こじしん)
宰官身(さいかんしん) 婆羅門身(ばらもんしん) 比丘身(びくしん) 比丘尼身(びくにし) 優婆塞身(うばそくしん) 優婆夷身(うばいしん)
人身(じんしん) 非人身(ひじんしん) 婦女身(ふじょしん) 童目天女身(どうもくてんにょしん) 童男身(どうなんしん) 童女身(どうにょしん)
天身(てんしん) 龍身(りゅうしん) 夜叉身(やしゃしん) 乾闥婆身(けんだつばしん) 阿修羅身(あしゅらしん) 迦樓羅身(かるらしん)
緊那羅身(きんならしん) 摩護羅迦身(まごらかしん) 執金剛身(しゅうこんごうしん)  



三十三身の名称 ・・・ 天明3(1783)年刊行の「仏像図彙」

楊 柳(ようりゅう) 龍 頭(りゅうず) 持 経(じきょう) 円 光(えんこう) 遊 戯(ゆげ) 白 衣(びゃくえ)
蓮 臥(れんが) 滝 見(たきみ) 施 薬(せやく) 魚 籃(ぎょらん) 徳 王(とくおう) 水 月(すいげつ)
一 葉(いちよう) 青 頚(しょうけい) 威 徳(いとく) 延 命(えんめい) 衆 宝(しゅうほう) 岩 戸(いわと)
能 静(のうじょう) 阿 耨(あのく) 阿摩提(あまだい) 葉 衣(ようえ) 瑠 璃(るり) 多羅尊(たらそん)
蛤 蜊(こうり、はまぐり) 六 時(ろくじ) 普 悲(ふひ) 馬郎婦(めろうふ) 合 掌(がっしょう) 一 如(いちにょ)
不 二(ふに) 持 蓮(じれん) 灑 水(しゃすい)  


六観音

 すべての生命は、6つの世界に生まれ変わりを繰り返すとする「六道輪廻」思想から、6つの観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。
 ・地獄道 → 聖観音
 ・餓鬼道 → 千手観音
 ・畜生道 → 馬頭観音
 ・修羅道 → 十一面観音
 ・人道  → 准胝観音
 ・天道  → 如意輪観音

 真言系では、聖観音、十一面観音、千手観音、馬頭観音、如意輪観音、准胝観音。
 天台系では、准胝観音の代わりに不空羂索観音を加える。


七観音

 衆生教化のために、観音が姿を変えるとする七身のこと。
 真言系の六観音に、不空羂索観音を加える。


十五尊観音

 三十三観音の中で、15の化身「白衣、葉衣、水月、楊柳、阿摩提、多羅、青頸、琉璃、龍頭、持経、園光、遊戯、蓮臥、瀧見、施薬」のこと。



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