戊  辰  の  役  /  殉  難  者

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白 虎 隊 の 歌 詞

《作詞:島田磬也  作曲:古賀政男  唄:霧島昇  詩吟:荒国誠》

  一、 戦雲(せんうん) (くら)()()ちて
弧城(こじょう)(つき)(かげ) (かな)
()()(ふえ)()らねども
今宵(こよい) 名残(なごり)白虎隊(びゃっこたい)
二、 紅顔可憐(こうがんかれん)少年(しょうねん)
()をもて(まも)る この保寒(とりで)
滝沢村(たきざわむら)()(あめ)
()らす白刃(しらは)白虎隊(びゃっこたい)
      [詩吟]
       (みなみ) 鶴ヶ城(つるがじょう)(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる
       痛哭(つうこく) (なみだ)()んで ()彷徨(ほうこう)
       宗社(そうしゃ) (ほろ)びぬ 我事(わがこと) (おわ)
       十有九人(じゅうゆうくにん) 屠腹(とふく)して(たお)
三、 飯盛山(いいもりやま)山頂(いただき)
(あき) ()(かぜ)(さむ)けれど
忠烈(ちゅうれつ) (いま)()(のこ)
(はな)会津(あいづ)白虎隊(びゃっこたい)

 意外と知られていないのが、野村俊夫/作の別の歌詞があることである。

《作詞:野村俊夫  作曲:古賀政男  唄:霧島昇  詩吟:鈴木吟亮》

  一、 戦雲(せんうん) (くら)(かぜ)()えて
古城(こじょう)にさゆる (つき)(かげ)
()()(ふえ)()(かな)
今宵(こよい) 名残(なごり)白虎隊(びゃっこたい)
二、 紅顔可憐(こうがんかれん)美少年 (びょうねん) ()をもて(まも)る この山河(さんが)
滝沢口(たきざわぐち)の 決戦(けっせん)
()らす白刃(しらは)白虎隊(びゃっこたい)
       [詩吟]
       (みなみ) 鶴ヶ城(つるがじょう)(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる
       痛哭(つうこく) (なみだ)()んで ()彷徨(ほうこう)
       宗社(そうしゃ) (ほろ)びぬ 我事(わがこと)(おわ)
       十有九人(じゅうゆうくにん) 屠腹(とふく)して(たお)
三、 飯盛山(いいもりやま)(あき) (ふか)
松籟(しょうらい) (はだ)()むけれど
忠烈(ちゅうれつ) 永久(とわ)()()
(はな)会津(あいづ)白虎隊(びゃっこたい)

        [詩吟] 南望鶴城[風+易]砲煙  痛哭飲涙且彷徨
            宗社亡今我事嘩     十有六人屠腹僵

         国定小学読本 (高等科) の教師用書 <明治37年>
         検定小学唱歌 (第5学年) <昭和4年>

《作歌:國定読本   作曲:納所弁次郎》

  1、 霰の如く 亂れくる 敵の弾丸 ひき受けて
命を塵と 戦ひし三十七の(ゆう)少年
  これぞ會津の 落城に その名聞こえし 白虎隊
2. 味方は少なく 敵多く日は暮れ果ゝて 雨暗し
はやる勇氣は(たゆ)まねど
  倒るゝ屍 流るゝ血 頼む矢玉も 盡きはてぬ
3. 残るは僅かに 十六士一度(うしろ)に 立ち歸り
主君の最後に 會はばやと飯盛山に()じ登り
  見れば早くも 城落ちて 焔は天を 焦がしたり
4. 臣子の務は これまでぞいで潔よく 死すべし」と
枕並べて 心よく刃に伏しゝ 物語り
  傳へて今に 美談とす 散りたる花の (かんば)しさ

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