蒸  気  機  関  車  を  巡  る

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[補足] 鳥追観音脇の「雪カキ車」2輌


ラッセル雪カキ車 ラッセル雪カキ車の説明文

単線用ラッセル雪カキ車 〈マックレー車〉(キ172)
 この車輛はラッセル雪カキ車といいます。 ラッセル雪カキ車は単線用と復専用とあります。 全国的には北海道、東北、新潟、北陸等降積雪地に200余輛配置されていました。 これは単線用ラッセル車です。
 この種類の車輛の製造初年は昭和11年ですが、この車輛は昭和14年2月秋田県の国鉄土崎工場で製造され、主として上、信越線、磐越西線等で活躍し、雪との闘いに明け暮れました。 特に昭和36年の大豪雪では、36回の出勤走行キロ3864.9Kmの多きにのぼる大活躍をしております。
 昭和51年8月、37年余の輝かしい経歴に終止符をうち、新鋭のディーゼル除雪車に後事を託し、昭和52年7月、この地に静かな余生を送っています。



回転雪カキ車 回転雪カキの説明文

回 転 雪 カ キ 車 (キ621)
 この車輛は、回転雪カキ車 (ロータリー) といいます。 この種類の製造初年は、昭和23年で全国的に約20輌配置されておりました。
 この車輛は昭和24年1月、汽車製造大阪製作所で製造され、同年2月長岡第一機関区に配置され、主として上越線の豪雪地帯を昼夜の別なく獅子奮迅の活躍をしました。 その後、昭和46年11月、坂町機関区に配置替えとなり、以後、昭和51年10月廃車までの間、新潟管区の除雪作業に、その威力を遺憾なく発揮しました。
 白一色の世界に、キマロキ編成で黒煙を吐き出し、黒い巨鯨が潮を吹き上げるように、白雪を吹き飛ばしながら進むさまは、未だ私達の脳裏にあざやかに残っております。 今は長い使命を終り、DD14・DD53等新鋭ディーゼル除雪車に道をゆずり、その偉容を静かにここに横たえています。

《このロータリー車・ラッセル雪カキ車が展示されているのは、
全国では北海道と西会津町の二ヶ所だけで希少価値のあるものです》

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現地板より/会津への夢街道